「ダイオキシン」その言葉を聞くと毒々しいイメージがわいてきます。
また一時マスコミで大騒ぎした事もご記憶に新しいと思います。何よりも国が相当厳しいダイオキシン規制を行った既成事実。
これらは、ダイオキシンがどのようなものであるか、総合的な検証がじっくりされずに風評に動かされた結果であると言えるでしょう。
この文章をご覧の皆様であれば「ダイオキシン」でインターネット検索して頂ければ様々な情報を得られると思いますので是非環境省にHP分析データーをベースに調べてみて下さい。「ダイオキシン」のイメージが変わると思います。
詳しいことは直接調べて頂くとして、幾つかのさわりを見て下さい。
・ダイオキシンは単体ではありません。
「ダイオキシン類」と表記されます様に、ある種類のグループを指します。そのほとんどのものが毒性がなかったり、弱いものであり、ごく一部数種類のものが強烈な毒性を持つとされております。
従ってそのダイオキシンを警戒すれば良いのであって、十把一絡げ的なとらえ方は問題があると思います。
例えばある人が強盗殺人の罪を犯した、その事実に対して犯人の家族親族一族全ての人を死刑及び無期懲役にする、という判決が下ったとした場合、公正な判決であると言えるでしょうか?このような事が環境行政に多々見られます。
・ダイオキシンはどこにでもあります。
おそらく多くの方々がプラスチックを焼却炉で燃やすとダイオキシンが出ると思われているでしょう!!
しかしダイオキシンの正体を調べて行きますと、ダイオキシンを構成している分子、元素は私たちの身近にあるごく普通のものです。確かに科学的に合成されたものを燃やすと毒性の強いダイオキシンの発生する可能性はありますが、私たちがものを燃やすという行為を行った時にダイオキシンは発生いたします。特に塩を含んだものを燃やすと大量のダイオキシンが出てくるのです。そういう意味では魚の干し物や塩焼きを調理するという事は大量のダイオキシンを発生させているといえます。またタバコの煙にも焼却工場の排気ガスの数十倍ものダイオキシンが含まれております。
・地球の歴史はダイオキシンとともにある。
山火事でもダイオキシンは発生します。従って私たち人類が火というものと関わっている限り、ダイオキシンと共存してきたといえるでしょう。鮎の脂肪からダイオキシンが検出されたという話もありますが、それも戦前の分析データで、すでにあったという事も元官僚の方からお話をいただいております。
「ダイオキシン」この物質に対応するシステムを見直せば、かなり多くのエネルギーコストが削減出来ると思います。