環境よもやま話:4

〜地球温暖化〜

最近地球温暖化の問題でCO2の削減が叫ばれ、様々な試みやキャンペーンが行われています。その内の一つに電気の使用を控えるという事があります。これは電気の元が石油を燃やして発電する為です。石油を燃やせば当然CO2が出てくる、石油を燃やさない為に電気を節約する、という図式です。
さて、ものを燃やせば必然的にCO2が発生しますがその対処方としては、@ものを出来るだけ燃やさない様にする。ACO2を酸素に交換してくれる植物の量を増やす(残念ながら現状は世界的な砂漠化現象等で減少の一途をたどっております)、B酸素を使用しCO2を発生させない(石油を燃やさない)エネルギーシステム(水素発電、燃料電池等)を確率する事です。
AとBは国家大企業位で大きな労力を要しますが、@ならば一般人の私たちでも参加する事が出来ます。その為に欧米では自転車の使用を控え自転車を使ったり、高断熱素材で家を造り冷暖房費を節約したりしております。一人一人の労力は小さくても、60億と言われている全人類が協力すれば大きな成果が出るでしょう。
そのような中でなかなか問題として取り上げられないもの、それは飛行機です。ジャンボジェットは一回のフライトで何万リットルもの燃料を使用します。当然燃やした石油に比例したCO2を発生します。また高度一万メートルの上空に排気ガスを存分に振りまいております(オゾン層への影響は無いのでしょうか?)。この事は環境に良いとは言えません。しかもその飛行機が世界中で一日に何機飛んでいるでしょう?正確な数字は存じ上げませんが世界的な規模での一日の飛行機燃料の消費は想像を遙かに超える数字では無いでしょうか。
自転車や電気の使用制限が推奨される中で飛行機の話が出てこない事に大きな疑問を感じます。
飛行機関連の企業の圧力でもあるのでしょうか?
効果ある省エネとして、とても便利な飛行機に頼らない移動手段というものを誰か提案していただけないものでしょうか。
海面上昇による水没の危機、世界的な規模の異常気象、悲劇は私たちの子供の時代の前に阻止したいものです。